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2007年12月23日 (日)

「快速とっとりライナー」の評価

 今日は、年末年始の旅行のための切符を購入してきました。結構ややこしいタイプの切符だったせいか、窓口のねーちゃんを15分くらい悪戦苦闘させてしまいましたが…。でも、無事に買うことができて良かったです。

 今回の旅行は、青春18切符を使わず、特急乗りまくりの大盤振る舞いで行く予定です。鉄道よりも観光がメインになりそう。でもまあ、交通費を安くするため、どんな切符を買うかには結構頭を使いました。結局は往復運賃が2割引になる「周遊きっぷ」を使うことに落ち着いたわけですが…。

 さて、今日は旅行の切符を買った記念ということで、鉄道と恋愛を結びつけた画期的なコラム、「快速とっとりライナーの評価」をお送りします。

 「快速とっとりライナーの評価」(2005.6.29 発表 #107)

 快速とっとりライナーという列車があります。この列車は、鳥取県内の二大都市である、鳥取ー米子間を1時間半~2時間で結ぶ列車です。スピード的には特急には及ばないものの、普通列車と比べると、かなり速いです。この「快速とっとりライナー」は、特急料金を払わなくても良いので、安く移動できることを考えると、結構魅力的な列車だと言えるでしょう。

 で、僕は、この列車に乗ったことがあります。鳥取に旅行に行ったときの移動に使いました。 乗ってて、なかなか快適でした。最高速度は時速100キロで、結構速いし、内装はキレイだったし…。お客さんも結構乗っていましたし、鳥取県の人たちからは重要な足として利用されているように感じました。

 じゃあ、この列車って、本当に魅力的なんでしょうか?でも、見る人によっては、必ずしもそうではないような気がします。

 そりゃあ、鳥取県の人たちにとったら、かなり魅力的に映るでしょう。「快速とっとりライナー」が運行される前は、旧型のボロい気動車(キハ40、キハ58など)が、時速70~80キロくらいで、のんびりと走ってたわけだから…。それが、上記のように、これだけの進化を遂げたわけで、鳥取県の人たちからは、この進化はかなり高く評価されていると思います。

 そして「快速とっとりライナー」は、2両編成です。これだって、鳥取よりもさらに田舎に住んでる人たちにとったら、「ああ、2両もつないでて、こんなに人が乗ってるなんてすごい!うちなんか1両が当たり前だし、乗客も病院通いのお年寄りと鉄道マニアが合わせて数人乗ってるだけなんだよ(^^;」っていう感想を抱くことになるでしょう。

 でも、都会に住んでいて、毎日混雑した長編成の電車に揺られている人にとったら、「快速とっとりライナー」の魅力なんて、眼中に入らないはずです。まずは2両編成という短さに唖然とするだろうし、乗ってみたら、「ガガガガガガ」っていう変な音がして、何か違う気がするだろうし、(これは、「快速とっとりライナー」が電気の力で動いていないため)いくら最高速度が時速100キロと言っても、東海道・山陽本線の223系新快速が最高時速130キロで走ってることを思うと遅いし…。

 仮に都会人が「快速とっとりライナー」を眼中に入れたとしても、「ああ、田舎者が頑張ってるね」と一瞬思うだけでしょう。鳥取県内ではヒーロー的な存在である、この「快速とっとりライナー」であっても、 都会人の目に入った瞬間に、全てが色あせて映ってしまうのです。

 この「快速とっとりライナー」ですが、僕には、もてない人間が精一杯頑張ってる姿と重なって映るのです。確かに「快速とっとりライナー」は、必死の努力によって、これまでよりも格段に性能をアップさせたことは事実です。でも、都会を走る列車と性能を比較すると、全然相手になっていないのです…。たとえ、鳥取では高く評価されたとしても。

 これは、もてない人間が精一杯頑張ったときに、もてない人間同士では「アイツは最近頑張ってるな。ちょっとオシャレになったし、話も面白くなったし!」などと高く評価されることがあっても、もてるヤツから見れば、まだまだレベルが低くて、眼中にすら入れてもらえないことと同じではないでしょうか?

 まあ、こういう場合は、もてるヤツなんかに眼中に入れてもらわなくてもええわ!と開き直ることが肝心でしょう。前向きに努力し続けていれば、きっと必ず、自分の良さを分かってくれる人は出てくるわけですから。

 実際に「快速とっとりライナー」が2両編成ながら、多くの乗客(=良さを分かってくれている人)を乗せて走っていることが、このことを証明しているように思えてなりません。

・追記

 このコラムは、我ながらよく書けたなあ、と思っていて、自分ではお気に入りだったりするのですが、鉄道ファン以外には分かりづらい内容なのかもしれません…。
 まあ、「快速とっとりライナー」は、性能的には「223系新快速」や「N700系新幹線」には遠く及びませんが、それなりの活用の仕方はあるのだろうし、それで利用者に満足してもらえればそれで十分だ、という考え方もできるでしょう。まあ、こういう考え方は、人生に対する考え方に通ずる部分もあるんだろうなあ…。

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