JR全線に乗ることは大変なことだと思います。
まあ、鉄道に対する情熱があることは大前提とし、さらに1人旅が続くことから孤独に耐えられる精神が必要なことも前提であるとしても、次の3つの壁が存在すると思うからです。この3つの壁を順に挙げていくと…
1.そこそこヒマ人でなければならない
JR全線乗車は、ヒマ人じゃないと出来ません。特に社会人の場合は、3連休やGW、お盆、お正月は、ほぼ「JR全線乗車」のために使わないと、達成できません。そのためには、長期休みであっても特に何もすることがないヒマ人であるか、または友達などに誘われても「俺は旅に出なきゃいけないんだ!」と我を貫き通して断れるだけの精神力が必要です。
僕が、JR全線乗車を本格的に志したのは、3年前のお正月のことになりますが、当時と比べると僕は随分ヒマ人じゃなくなっています。まあ、特に最近は、呑気に旅に出ている裏で、犠牲にしているものがあることも事実なのですが…。
2.計画性がなければならない
このような旅に欠かせないアイテムが時刻表です。時刻表を調べていく中で、どの路線を乗って行くか、プランを立てていくわけですが、これにはパズル的な思考が要求されます。だって、網の目のように張り巡らされたJRの路線を全部乗るわけですから、どうやったら効率的に回れるのかを、じっくりと考えないといけません。
特に、首都圏は路線網の複雑さで大変でしたし、中国山地は本数の少なさで大変でした。1度の来訪で制覇しきれない場合は何回かに分けて行かないといけませんが、「1回目はこの辺り、2回目はこの辺、3回目はここ」という風に先を読んで考えないと、いつまでたっても制覇できないでしょう。実際に中国山地は、僕の場合、7回の来訪でやっと達成できましたし。でも、このように考えること自体は、僕にとっては楽しいひとときだったんですけどね…。
3.羞恥心に勝たなければならない
特に、行き止まりの路線に乗るのは、恥ずかしいです。というのも、行き止まりの路線の場合、1日に数本程度しか走っていないことも多く、その場合は乗ってきた列車でそのまま引き返さなければならないからです。だって、終点まで行っても何もないし、列車を1本乗り過ごすと2,3時間待たないといけないことも多いために、どうしても同じ列車で引き返さざるを得ないわけで…。
これが、結構恥ずかしいし、やってて虚しい部分でもあります。乗ってきた列車で引き返したときには、「オレはいったい何をやってるんだろう…」という気分にもなります。ただ、全線乗車のためには、必ず通らなければならない道です。で、これを何十回もする必要があるわけですが…。
僕がJR全線乗車を決意するにあたって、一番大きな壁になったのが羞恥心の問題でした。まあ、開き直って決意したものの、これ、実は今でも結構恥ずかしいところなんですよね…。
うん、これらを考えると、やっぱりJR全線乗車は大変なことだと改めて思いますね。