鉄道車両は何年耐えられるか?
簿記を勉強すると、「減価償却」という用語が出てきます。固定資産の購入価額を耐用年数で割った金額を、当期の費用として計上する、という手続きです。
…とまあ、「減価償却」について軽く説明しましたが、この説明では、簿記をやったことがない人には分からないと思います。まあ、僕も初めて簿記を勉強したときには、なかなか理解できませんでしたし。減価償却について理解できた!というちゃんとした手応えを感じたのは、簿記1級の勉強をしているときだったような気がします。計算するだけならば、公式に当てはめれば答えが出てくるんですが、「なぜ減価償却をするのか?」ということを体得し、理解するのには、非常に時間がかかりましたね…。上に書いたことは、実はそのくらい難しいことなんですよね。
で、ここで出てくる「耐用年数」というのは、法令で何年なのか、ちゃんと固定資産の種類ごとに決まっています。例えば、一般の乗用車は6年、コンクリート製の一般的な住宅は47年というふうに。
それで、鉄道車両についても調べてみたら、ちゃんと耐用年数が決まっていました。そりゃまあ、鉄道会社が決算を組むときには、鉄道車両を減価償却しないといけないだろうし、そのときには必要なんでしょう…。イメージ的には、車よりは長持ちしそうだ、とは感じられると思いますが、実際のところ何年かというと…
13年
なんです。意外に短いなあ、というのが正直な感想です…。関西で走っている車両で考えると、東海道線の快速や新快速で使われている221系・223系は、ほぼ耐用年数を迎えているようです。大阪環状線なんて、車齢40年近い103系が走ってますし、13年以上走っている車両なんて、腐るほどあるんじゃないか?と思いますが…。
ということはつまり、鉄道車両は、製造して13年経つと、経済的価値を失うわけなんです。例えば、数億円で造られた新しい車両も、13年後には1円の価値しか残らないのです。


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