ミクシイでの先日のリクエストにお答えして、鉄道と恋愛を結びつけた画期的なコラムである「もてる駅・もてない駅」をお届けします。鉄道と恋愛を結び付けられるヤツなんて、僕をおいて他にはいない気がしますが…。
でも、公開していたときには、100本以上あったコラムの中で、5本の指に入るほど反響が大きかったコラムでした。それでは、どうぞ。
「もてる駅・もてない駅」(2004.5.9 発表 恋するheart #66)
今回、鉄道の駅を用いてもてる・もてないを論じることにします。世の中には、様々なタイプの駅があります。都会の駅では、電車は絶え間なくやってくるだろうし、ど田舎に行けば、1日に1本しか列車が来ないという駅もあります。でもこれって、なかなかお互いに想像出来ない世界ですよね…(^^;
今回は、駅に1時間に何本列車が来るかというのを、人が1年間に何回男女の出会いを経験するかというのに例えてみて、話を進めて行きたいと思います。まあ、「出会い」と言っても、それが全て実るわけでは全然ありませんが、その回数が重要な指標であることは、きっと疑いの無いことだと思いますし…。
でも、僕の趣味である鉄道と、恋愛を結びつけてしまうという、おそらく前代未聞の企画です。それでは早速、もてる駅から見ていきましょう。
1.ホスト級(京阪電鉄本線、京橋駅朝ラッシュ)
淀屋橋方面 8時台:2 4 5 7 7 9 11 13 13 15 15 17 19 20 21 24 24 26 28 28 30 32 33 35 35 37 37 39 41 43 43 45 45 48 49 51 53 55 57 58 59
この駅は、非常にモテる駅のようです。数えてみると、8時台の本数は、何と41本。関西地区での単一線区の1時間当たりの発車本数としては一番多いと思われます。
これを1年間の出会いの回数に換算してみると、1年間が52週ですから、年に41回ということは、だいたい出会いは週に1回といったところでしょうか…。まあ、世の中には、このくらいモテる人もいるでしょう。凄いです。
2.普通にモテる級(大阪環状線、鶴橋駅昼間)
天王寺方面 11時台:03 08 天14 17 天23 28 天34 38 天43 47 天53 58 (天:天王寺行き)
このような駅は、都会ではよく見られると思います。本数は1時間に12本だし、だいたい5分待てば、次の電車は来るようです。待たずに乗れるという典型的なパターンでしょう。
これを1年間の出会いの回数に例えてみると、1年間が12ヶ月ですから、1時間に12本ということは、だいたい出会いは月に1回といったところでしょうか。待たずに恋人が出来るという典型的なパターンでしょう。
このレベルになると、僕の周囲にもいるような気がします。まあ、普通にいますよね…。このくらいモテる人って。
3.相手に困らない級(JR奈良線 新田駅昼間)
京都方面 11時台:19 27 49 57
この駅は、都会にしては、ちょっと本数は少ない方でしょうか…。1時間に4本ありますが、ちょっとせっかちな人にとったら、待たずに乗れないかもしれませんね。
これを出会いの回数に換算すると、1年間に4回。だいたい3ヶ月に1回 といったところでしょうか…。まあ、このくらいの出会い回数が確保されていれば、恋愛相手にはそれほど困らないでしょうね。
ここまでは、主に都会の駅を見てきました。都会の人間にとっては、このくらい電車が来るのは当たり前と思うかもしれませんが、世の中はそんなに甘いものではないのです。都会に住んでいる皆さん、田舎の駅を利用してみて、愕然としたことはありませんか?
さて、ここからは、田舎のモテない駅の数々を見て行きたいと思います。
4.もてない人間の希望の星級(JR高山本線 那加駅(岐阜県)昼間)
岐阜方面:11:00 11:30 12:00 13:00 14:00 14:27 15:00…
前回と比べると、いきなり場所が飛んでしまいましたが、ここからは全国津々浦々から、駅を紹介していきたいと思います。
で、この那加(なか)駅に来る列車の本数は、1時間に1,2本程度。 ちょっと都会から離れてみれば、このレベルの駅は、腐るほどあります。 都会の人には信じがたいかもしれませんが…。で、田舎の人にとったら、このくらい列車が来れば、十分すぎるんじゃないでしょうか?
これを男女の出会い回数に例えてみれば、年に1,2回といったところ。もてない人間から見れば、結構羨ましい部類に入るのでは?と思います。
5.普通にもてない級(JR山陰本線 餘部駅(兵庫県)昼間)
浜坂方面:10:29 12:31 13:38 15:30 16:51 17:37…
この餘部駅は、餘部鉄橋で有名な駅。名前くらいは聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?強風になると、この駅の前後で列車は止まってしまうし…。
でも、この駅の時刻表は田舎そのものです。だいたい1、2時間に1本といったところ。田舎の駅としては、結構典型的かなと思います。
男女の出会い回数に例えてみれば、1~2年に1回といったところ。なかなか春は遠いようです…。
6.かなりもてない級(JR三江線 石見川本駅(島根県))
江津(島根県)方面:5:22 7:25 8:31 13:51 17:17 19:08
念のために言っておくと、この駅にやってくる列車は、これで全部です。1日に6本しかありません。8時31分の列車を逃すと、13時51分まで、 5時間以上列車は来ないのです。あと、終電が19時8分というのも早すぎです…。ちょっと信じられません。
これを男女の出会い回数に例えてみれば、2~5年に1回といったところ。春はかなり遠いようです…。
7.猛烈にもてない級(JR岩泉線 岩泉駅(岩手県))
茂市(岩手県)方面:8:01 17:20 19:33
ついに来てしまったか…といった感じかもしれません。だって、見れば分かるとおり、1日に3本しか来ないし…。まあ、このような超不便な駅も、世の中にはあります。でも、この程度のレベルの駅は、日本全国探せば、100は余裕であると思います。これは、日本の駅全体の1%以上を占める数字です。
これを男女の出会いの回数に例えてみれば、5~9年に1回といったところ。春は(以下略)…。
8.アンビリーバボー級(JR石北本線 新栄野駅(北海道))
網走方面:7:45
泣いても笑っても、この新栄野駅から網走に向かう列車は、1本しかありません。普通列車ですら、ほとんど通過してしまうのですから、哀れすぎて何ともコメントしようがないというか…(^^;まあ、日本国中探してみると、こういう駅もあるものです。新栄野駅で1本列車を乗り過ごすと、次の日まで待たなければいけません。
これを男女の出会い回数に…、いや、やめましょう。世の中考えない方が良いこともあるものです。
ここまで、様々な駅を紹介してきました。さて、皆さんのモテ具合は、どの駅レベルでしょうか?
※なお、引用した駅の時刻表は、2004年5月9日現在のえきから時刻表を参考にしました。
追記:最後に紹介した新栄野駅は、利用者僅少のため、2006年3月17日をもって廃止されてしまいました。残念!